内部不正による情報持ち出しをどのように防ぐのか
～情報資産を守るために必要なBoxの設定とログ分析による早期検知について～

日本におけるサイバーセキュリティのリーディングカンパニーであるラック社から稲毛様をお招きして情報持出しに対する具体的な対策方法についてのセミナーを開催させていただきます。

昨今、国立研究開発機関での海外への研究データの流出、外食チェーンでの営業秘密の転職先への持出しなど内部からの情報資産の持出しに関する事件が相次いで発生しています。
営業秘密、研究データ、個人情報など企業が保有する情報資産を守るためにも適切に運用、管理、監視する必要がございます。

今回のセミナーでは第1部では、ラック社 稲毛様からBoxにおける情報持出し対策の必須設定や運用方法を具体的な対策方法交えて解説いただきます。第2部では、株式会社エルテスの松永から内部不正を早期検知するための方法としてログ分析を活用したサービスのご紹介をさせていただきます。

Boxは、日本国内で約15,000社（2023年6月現在）が利用するクラウドサービスです。多くの企業がファイルを保存し、会社や自宅からロケーション問わずアクセスし、社内外でコラボレーションしあって利用しています。
Boxは非常にセキュリティ投資をしている企業で、他のクラウドサービスと比較してもセキュリティは強みと言えます。
一方、内部不正の事件は増加しています。IPA「情報セキュリティ10大脅威 2023」をみても、「内部不正による情報漏洩」は4位に位置付けられています。
今回は、ファイルを盗み出そうとする人の気持ちになり、Boxからのファイル持ち出しを防ぐ方法をお伝えしていきます。

組織内部からの情報持出しは年々増加しています。
転職先へ営業秘密を持ち出すいわゆる「手土産転職」、名簿業者への金銭を目的とした顧客リストの売買、競合企業への研究データ漏洩などにより、企業の社会的信用の失墜や、損害賠償による多大な損害が発生いたします。
これらを防ぐために自社で利用している様々なシステムのログを多角的に分析することで情報漏洩の状況を追跡できる体制構築、被害を最小限に抑えるための対策や、インシデントを未然に防ぐための施策が求められています。
今回は実際に起こった事例なども交え、エルテスが提供している「内部脅威検知サービス(IRI)」をご紹介させていただきます。

【略歴】
キャリアはクリエイティブでスタート。事業会社側の情報システム部でのテクニカル中心のエンジニア、ITコンサルを経て、2017年にラック入社。コンサル、ソリューション企画、プリセールスなどマルチに担当。最近は、特にデジタルアイデンティティをテーマに、セキュリティ、DX、両側面からお客様を支援。

【略歴】
システムエンジニアとしてキャリアをスタートし、セキュリティ製品の導入支援やクラウド基盤の設計・構築業務などに従事。その後、大手外資系ITメーカにてネットワーク製品の営業を経てエルテスへ入社し、企業の内部脅威対策サービスであるInternal Risk Intelligenceの関西統括責任者として営業を務める。