大転職時代に、企業はどう営業秘密を守るのか
～内部不正の防止と情報セキュリティの強化のポイント～

定年まで勤め上げるという終身雇用という考え方は崩れ去り、転職によってキャリア形成を行う時代となっています。そのような環境変化によって、退職・転職時に技術情報・顧客情報などの営業秘密情報持ち出しリスクが高まっています。一方で、デジタル化によって、大量のデータを容易に複製・転送することが出来る環境になっています。
このような環境の中で、内部不正や技術情報の持ち出しのインシデントは、業界業種を問わず発生しています。IPAが発表する情報セキュリティ10大脅威2024においても、「内部不正による情報漏えい」は3位にランクインするなど、リスクは高まっています。
そのような中で、企業の情報セキュリティ強化の取り組みは必要不可欠となっており、企業担当者様の大きなミッションとなっているのではないでしょうか。企業や団体の情報セキュリティ対策を支援するソフトウェアを提供するSky社からは「SKYSEA Client View」を用いた内部不正対策について 、デジタルリスクへの対策を提供するエルテス社からは内部不正や情報持ち出しの対策について解説いたします。

近年、サイバー攻撃による情報漏洩が大きく取り上げられていますが、従業員による営業秘密の持ち出しなど、内部不正による情報漏洩も減少しているわけではありません。組織の競争力の源泉となる技術情報を含む営業秘密の漏洩は、事業の存続を脅かす可能性もあり、経営課題として対策に取り組むべきではないでしょうか。
従業員が日々利用するPCの各種操作制限や操作ログの収集など、「SKYSEA Client View」を用いた内部不正対策をご紹介いたします。

情報持ち出しや内部不正のインシデントは近年後を絶たず、大きなニュースにもなっています。特に転職時の情報持ち出しは、持ち出される側の企業にとって競争優位性を揺るがす重大な経営リスクといえます。
一方で、このような情報持ち出しの発生が、明るみになっているのは氷山の一角であるとも言われています。なぜ、氷山の一角と言われているのか、転職時の情報持ち出しリスクにどのような対策を講じることが出来るのか。
実際の取り組みや施策についてご紹介いたします。

【略歴】
インストラクターチームに所属し、SKYSEA Client Viewをはじめとした
自社商品導入時の操作説明や導入検討段階の顧客に向けたプレゼンテーション、デモンストレーション業務に従事。
顧客の運用課題解決に向け自社商品を活用したご提案、サポートに取り組む。

【略歴】
大学卒業後、大手WEBマーケティング会社を経てエルテスへ入社し、クライシス発生時のコンサルティングに従事。
現在は、金融業界やIT業界を中心に企業の内部脅威対策サービスであるInternal Risk Intelligenceなど営業の責任者を務める。