導入時の課題と導入後の効果
内部からの情報漏洩や内部不正のリスクモニタリングを、システムリスク管理グループや社内の各部室の独自で任命している兼任の管理担当者が、毎月人手で行っていました。通常業務を行いながらの作業になることや見るログの数・量が多く時間を要することも影響し、分析ツールを活用しても、担当者の作業負荷が高いことが課題となっていました。
そこで、今まで人手で行っていたモニタリングを高度化したいと考えて導入を決断しました。膨大なログから機械的に分析を行った結果に対して、人が確認する業務を減らし、必要最小限の確認を私達で行うようになりました。実態が把握できないときのみ現場の担当者へヒアリングするだけでリスクを把握できるものが多くなりました。更に今までよりも作業工数は大幅に減ったと感じており、現場の負担が軽減されました。
IRIではログの量によらず内部リスク分析を行え、さらにツールが持っているデータベースを裏で連携して分析を行っていただけるので、今までほぼ月次単位でログを抽出してから分析を始めていたものが、一部は日次単位でも分析ができるようになったことが大きいと思います。
ログをIRIへ提供することで分析の代行を行っていただけるので、最初はログ集めに苦労しそうですが、IRIのサービスをうまく使ってログを取得し提供すると現場は楽になっていくのではないかと感じています。その浮いたリソースを追加の施策に費やし、当社の掲げるDX化をより一層推進していきたいと思います。