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企業のSNSリテラシー教育。従業員の炎上を防ぐ研修のポイントとは


目次[非表示]

  1. 1.会社でSNS研修を受けたのに不祥事が発生
  2. 2.SNS研修後に不適切行為が起きる要因
    1. 2.1.研修内容の浸透度合い
    2. 2.2.研修内容の網羅性
  3. 3.研修でSNS炎上を防止するポイント
    1. 3.1.炎上リスクの理解を浸透させるには
    2. 3.2.網羅的に炎上事例を学ぶには
  4. 4.マンガで行うSNS研修とそのメリット


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会社でSNS研修を受けたのに不祥事が発生

SNSが普及し、私たちの情報収集や情報発信のあり方は大きく変化しています。それらの変化を受けて、SNSを利用した企業の採用活動やマーケティング活動も加速し、SNS炎上の要因は複雑化しています。近年では、従業員が起因となった、もしくは従業員が巻き込まれた炎上というのも少なくありません。

従業員が関与した炎上の原因を考察していくと、従業員へのSNSリスクのリテラシー教育が徹底されていれば、炎上を防ぐことが出来ていたのではないかという事案も多く見られます。たとえば、従業員への研修も行っていた会社の社員が、店舗に芸能人が来た情報をプライベートのSNSに投稿してしまい炎上するという事例も過去にはありました。

一方で、リテラシー教育の徹底においては、教育機会を設けなかったという問題と、教育機会は設けているものの、従業員が理解しきれなかったという問題もあるかと思います。もちろん、研修が炎上を絶対に防止できる対策になるということはありませんが、本来であれば炎上リスクを下げる有効な施策です。では、なぜ研修を行ったにもかかわらず不適切な言動が起きてしまうのでしょうか。


SNS研修後に不適切行為が起きる要因

従業員にSNSリテラシーの研修をしたにも関わらず炎上が起きてしまう原因に「研修内容が浸透していないこと」もしくは「研修内容が網羅的ではなかったこと」が可能性として挙げられます。

研修内容の浸透度合い

研修を行ったにもかかわらず、従業員が炎上してしまう、もしくは炎上リスクのある行為を取ってしまった場合には、研修内容が従業員に定着していなかった可能性が挙げられます。

その背景には、従業員が研修内容を聞き流していたという問題もあるかもしれません。しかし、研修内容を長年使い回しており、形骸化している、研修内容が抽象的すぎるため分かりづらいといった理由で、研修内容が従業員に浸透していない可能性もあります。

定期的なコンテンツ内容の見直しや、理解度を測るテストを実施するなど、研修方法の工夫も大切です。

研修内容の網羅性

近年は特に炎上も複雑化しています。従業員の炎上も、ひと昔前はバイトテロなどアルバイトによる炎上が印象的ですが、従業員の不注意による行動がSNS上で拡散されてしまい、炎上してしまうこともあります。従業員自身も研修をしっかりと受講し、炎上リスクを理解し、普段の行動にも留意していたにも関わらず、研修で取り上げた炎上事例が古かったりすると、炎上し企業イメージのダウンにつながってしまうこともあります。


研修でSNS炎上を防止するポイント

炎上リスクの理解を浸透させるには

SNSリテラシー教育に限らず、研修の企画・実施で陥りがちな問題として研修を行うこと自体が目的となり、取り組みが形骸化していることがあります。そのような自体に陥らないために大切なポイントは以下の3点です。

①自社の課題に沿った内容

受講する従業員が自分事化して、リスクを理解出来ず、炎上は自分には関係のない事象であるとどこかで思ってしまうこともあります。受講者と同じ業界や職種など、本当に受講者の身に襲いかかりうる炎上の事例などを教育内容において、利用することが大切です。

②参加者が楽しめる形式

昨今は研修の方法も多様化しました。現場で行う集合型の研修に限らず、動画やマンガで行うことができる研修もあります。また、テレワークの導入で、オンラインでの研修開催やeラーニングという形式もあります。新入社員や若いアルバイトには直接説明する研修よりマンガなどのカジュアルな教材を使用したほうが理解しやすいケースもあります。

③研修後のフォロー

研修によっては実施が目的となり、研修が終わってから何もしないケースがあります。研修後に簡単な確認テストやアンケート、期間を空けて繰り返し内容を周知するなど、研修内容を浸透させるには直接受講者に確認することも大切です。


研修方法やコンテンツの見せ方で、従業員の理解度も変わります。自社の従業員に合った形式・コンテンツ内容を模索することが、リスクマネジメントの徹底においては非常に重要でうす。


網羅的に炎上事例を学ぶには

炎上リスクを網羅的に学ぶには、以下の2つの方法があります。

  • 日頃から炎上事例をリサーチし、研修資料に反映させる
  • ネット炎上やリスクに詳しい会社に依頼する


​​​​​​​近年の炎上の傾向やトレンドも把握し、炎上事象を構造的に理解する必要があります。同じ研修内容を使いまわすのではなく、毎年起きた事例を研修内容に追加することや、炎上対策を強みとする会社に依頼することで効果的な研修の実施が期待できます。


詳しいSNS研修のポイントを学ぶならこちら
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マンガで行うSNS研修とそのメリット

株式会社エルテスでは、炎上リスクをマンガで学べる「コミプラ」というサービスを提供しています。マンガでSNS研修を行うメリットとして、リスクへの理解度が低い新入社員や若手社員、アルバイトとして働く学生にも炎上ケースを想像しながら学べる分かりやすさがあります。また、マンガという研修形式は集合研修や動画研修に比べ、受講者の負担も軽く目新しく映ることがあるため、研修に取り組むきっかけになりやすいという利点があります。




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