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新入社員の炎上を防ぐ。研修で教えるべきSNS利用に関する3つのポイント


目次[非表示]

  1. 1.従業員によってSNS炎上が起こるケース
  2. 2.令和の新入社員にとって身近なSNS
  3. 3.新入社員へのSNS研修時に意識する3つのポイント
    1. 3.1.個人の発言が会社の見解になりうることを伝える
    2. 3.2.業務上知り得た情報の重要性を伝える
    3. 3.3.SNSガイドラインやポリシーを周知する
  4. 4.まとめ
  5. 5.関連情報


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従業員によってSNS炎上が起こるケース

A社に勤務していたある社員は、A社が大手企業B社と業務提携を進めていることを知り、SNSで話題になると思い、安易な気持ちでSNSにその内容を投稿してしまいました。しかし、その業務提携はまだ公になっていない情報だったことから、投稿の拡散とともに、機密情報をSNSに投稿する会社だとネットで話題になりました。また、業務提携を予定していたB社には業務提携の解消を要求されました。 

こういった炎上の背景には、社員が守秘義務の重要性を理解していなかったり、自身の特別性を友人や知人にアピールしたいという承認欲求が考えられます。また、このような従業員の不祥事は、企業側の教育体制や管理体制への責任が問われ、従業員個人だけではなく企業に対する批判にも繋がります。


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令和の新入社員にとって身近なSNS

株式会社ICT総研の「2022年度SNS利用動向に関する調査」によると、日本のSNS利用者は、8,270万人(普及率82%)となっています。LINEやYouTube、X(旧Twitter)を中心に、多くの人が仕事や趣味などの情報収集や知人同士のコミュニケーション、仕事やビジネスの場での連絡手段を目的としてSNSを利用しています。また、この調査によると、「『いいね』などのリアクションが欲しい」という承認欲求を満たしたいという心理も、SNS普及の要因の一つとなっています。 

近年の新入社員は、デジタルネイティブと呼ばれる世代に当たります。生まれた時からインターネットがある環境で育っているため、SNS上で情報発信をすることにさほど抵抗がない点が特徴です。

しかしながら、デジタルに慣れてるからといって、SNSリスクに対する知識を十分に備えているとも限りません。また、新入社員であれば、外部に公開してはいけない情報の理解もままならないことがあり得ます。「うっかり」社外秘の情報を漏らしてしまったなんてことが起こらないよう、新入社員にはしっかりとリスク理解を促すことが大切です。


新入社員へのSNS研修時に意識する3つのポイント

デジタルネイティブの新入社員にSNS研修を実施する際に教えるべき3つのポイントをご紹介します。


個人の発言が会社の見解になりうることを伝える

個人の発言でも、内容によって会社の見解として受け止められてしまう可能性があります。例えば、悪気なく自社の商品やサービスを称賛する記事を投稿したところ、「ステルスマーケティング」ではないかと疑われてしまうこともあります。

良かれと思って従業員が個人的に投稿した内容が、会社の見解として受け止められ、結果として企業が謝罪しなければいけないケースも実際に存在します。新入社員には、SNS上での発言には気を付け、会社のコンプライアンスを遵守する意識を持ってもらうことが大切です。


業務上知り得た情報の重要性を伝える

業務上知り得た情報の中には、機密情報やインサイダー情報に該当してしまうものも少なくありません。何気なく投稿した写真やコメントに機密情報が含まれていたり、写真に写りこんでしまったりすることで情報漏洩につながる恐れもあります。 

実際に、自社に有名人が来店した情報を従業員がSNSに投稿し炎上した事例が過去にはありました。新入社員にはSNSへの投稿内容の細部までリスクがないか意識を持ってもらうために、業務上知り得た情報の重要性を伝えることが大切です。


SNSガイドラインやポリシーを周知する

近年はSNS利用のルールを明文化する企業も増え、社内向けにSNSガイドラインやポリシーを設けている企業も多く存在します。従業員のプライベートを含むSNS利用について注意事項を明示することで、企業のSNSリスクを低減させる効果が期待できます。新入社員には、SNS上での振る舞いが求められることをガイドラインを通じて十分周知させることが必要です。


SNSリスク研修を成功させるポイントをさらに詳しく知るならこちら

  【資料】SNSリスク研修成功のための3つのポイント | エルテス 研修事例を中心に従業員向けSNSリスク研修検討時に参考となる情報にまとめました。バイトテロ、SNS炎上などSNSを通じた企業リスクの発生を抑止するために、多くの企業で従業員向けのSNSリスク研修の実施が進んでいます。 株式会社エルテス


まとめ

この記事では、新入社員へのSNS研修のポイントについて解説しました。

従業員がSNS上に投稿したリスク情報は瞬く間に拡散されてしまいます。仲間内の共有や限定した公開範囲の投稿でも、誰が見ているかわかりません。気づかないうちに周りの手によって拡散され、削除できなくなってしまう可能性もあります。SNSに投稿することは、不特定多数の人の目に触れる可能性があることを新入社員にも意識させることが大切です。

エルテスでは、SNSのリスク研修やガイドラインなどのルール策定支援から、万が一炎上が起きてしまった場合の沈静化対応まで幅広い支援を行っております。

お困りの際はお気軽にご相談ください。


SNSの炎上対策はエルテスへ



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著者・監修|株式会社エルテス編集部
著者・監修|株式会社エルテス編集部
株式会社エルテスは、これまで多種多様な企業のデジタルリスク対策に尽力してきたノウハウを生かし、企業のリスク課題・デジタル課題に役立つコンテンツを提供しています。 編集部ではネット炎上やSNS運用トラブル、ネット上の風評被害・誹謗中傷、情報セキュリティ対策など様々なビジネスのリスク課題に関するコラムを発信しています。
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