【長期休暇の炎上対策】連休中のSNS利用や公式SNS運用のリスクとは
年末年始休暇、ゴールデンウィーク、お盆休み…日本には1年を通して長期休暇がいくつかあります。家族や友人と旅行やイベントなど楽しく過ごしたい長期休暇だからこそ、そこに潜むリスクに気を付けなければなりません。今回のコラムでは、長期休暇中に注意すべきSNSに関わるリスクを紹介します。ぜひ、長期休暇に入る前に、SNSリスクの備えができてるか、確認してみましょう。
目次[非表示]
- 1.日本の代表的な長期休暇
- 2.従業員のSNS利用で注意したい長期休暇中のリスク
- 3.公式SNS運用で注意したい長期休暇中のリスク
- 3.1.炎上時の初期対応が遅れる
- 3.2.責任者が不在で意思決定ができない
- 3.3.機密情報の漏洩
- 4.まとめ
- 5.関連情報
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日本の代表的な長期休暇
日本の長期休暇といえば、年末年始やお盆など、伝統行事に合わせて長く休みを取るケースや、祝日が続くゴールデンウィークやシルバーウィークなどが代表的です。近年では、年次有給休暇の取得を義務化する流れもあり、長期休暇の取得は増える傾向が想定されます。
一方で、長期休暇中でも企業のSNSはユーザーに対して情報発信を続けることも多く、双方向なコミュニケーションも発生しています。今回は、日常でSNSを利用する企業の従業員と公式SNSの運用担当者のそれぞれの立場から、長期休暇におけるデジタルリスクをご紹介します。
従業員のSNS利用で注意したい長期休暇中のリスク
投稿内容
長期休暇中には、家族や友人との旅行やイベントへの参加など、普段ではできない予定を立てる方も多いのではないでしょうか?旅行やイベントで盛り上がって、写真や動画をSNSに投稿する機会も増えるでしょう。
しかし、その投稿が炎上の発生源となってしまう可能性があることを忘れてはいけません。自分は炎上と無縁だと思ったり、自分では炎上の心配がないと思う投稿も、受け手によっては不快・不適切と捉えられてしまう可能性もあります。
一度炎上した投稿はものすごい速度で拡散され、元の投稿を削除しても、炎上の収束はできません。恐れるべき事態は、投稿した内容を、第3者がスクリーンショット等で保存し、SNSへ投稿・拡散されてしまうことです。 自身の投稿を削除したとしても、第3者の投稿はWeb上から削除されず、残り続けてしまいます。
プライベートでSNSを利用する場合も、SNSに投稿する文面や画像、動画は、第三者が見ても不快感を覚える内容ではないか一度見直すなど注意を払いましょう。
投稿のタイミング
自分の状況をタイムリーにSNSに投稿する行為は、自分の居場所を全世界に向け発信していることと同じです。内容によっては、悪意のある第三者に居場所が特定されたり、家が留守だと知られ、新たな被害が発生する可能性があります。
位置情報機能を有効にした投稿や、旅行先・イベント先に関する投稿・画像は、時間差をつけて投稿するなどの注意が必要です。
公式SNS運用で注意したい長期休暇中のリスク
炎上時の初期対応が遅れる
SNS運用担当者の長期休暇中に、自社製品や運用中の公式SNSが炎上した場合、対応が遅れてしまう可能性があります。特に、炎上や批判が起きている投稿の検知が遅れてしまい、初期対応が遅れてしまうことが想定されます。
長期休暇に入る前に、休暇中のSNSのモニタリング(監視)体制の確認や、炎上発生時の緊急連絡先を社内連携し、対策を考えることが重要です。
責任者が不在で意思決定ができない
普段の休日と異なり、長期休暇は海外旅行などに行く人も多くいらっしゃいます。そのようなケースで考えられるのが、緊急時に意思決定者と連絡が取れない事態です。たとえ炎上時の対応のマニュアルが完備されていたとしても、責任者が不在で意思決定できず、被害が拡大してしまう ケースもあります。普段の休日と同じ備えでは、対応できないケースがあることを想定し、準備することが大切です。
プライベートに関わるので、情報をどこまで公開するかは企業によりますが、関係者が連絡を取れる日を確認し、日付ごとに責任者を決める方法も有効な手段となります。
機密情報の漏洩
長期休暇中は、緊急時の対応に備えて社用デバイスを社外に持ち出す可能性があります。場合によっては海外や帰省先にまで持っていくかもしれません。その場合、普段使用しないネットワークへの接続や、デジタルデバイス、紙の機密資料の盗難紛失といった理由から情報漏洩が発生してしまう恐れがあります。
機密情報の漏洩はSNS上で一斉に拡散されてしまうと、取り返しのつかない事態になってしまいます。どこでも仕事が出来る便利さの裏側に潜むリスクにも注意し、機器やデータの持ち出しルールを改めて周知するなどの対策を行うことが大切です。
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まとめ
長期休暇は企業に所属する人々にとっても特別な時間です。だからこそ、SNS利用者もSNS運用担当者も、それぞれのデジタルリスクを把握・管理し、楽しい長期休暇を過ごしましょう。
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〇関連資料
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