SNS担当者必見、投稿注意日に配慮したコンテンツカレンダー作成のすすめ
目次[非表示]
- 1.「SNSコンテンツカレンダー」とは?
- 2.SNSコンテンツカレンダーのメリット
- 2.1.①マーケティング戦略が立てやすくなる
- 2.2.②炎上を事前に防ぐことができる
- 2.3.③効率的な運営・協働
- 3.SNSコンテンツカレンダー作成時に気を付けるべき「投稿注意日」とは?
- 3.1.① 投稿日が原因となった炎上事例
- 3.2.②代表的な「SNS投稿注意日」
- 4.まとめ
- 5.関連情報
「SNSコンテンツカレンダー」とは?
SNSコンテンツカレンダーとは、「エディトリアルカレンダー」とも呼ばれるツールで、SNSの投稿するスケジュールを一括管理するカレンダーのことを指します。ここには、複数人のSNS担当者でコンテンツを制作していくうえで共有すべき事項などを記載します。
SNSコンテンツカレンダーを活用すれば、複数の担当者や部署をまたいでのコンテンツ制作や、月単位や年単位での投稿計画、投稿済みの過去記事の追跡等が可能になります。
SNSコンテンツカレンダーのメリット
ここではSNSコンテンツカレンダーを作成する3つのメリットを紹介します。
①マーケティング戦略が立てやすくなる
1つ目のメリットは、マーケティング戦略が立てやすくなることです。
例えば、特定のプロモーションや季節のイベントに合わせた投稿を計画することができます。春には入社や進学など、冬にはクリスマスやお正月などに関するコンテンツを用意することができます。
SNSコンテンツカレンダーがあることで、長期の見通しが立ち戦略を練ることが可能になります。さらに、コンテンツの種類やバランスを管理しやすくなります。特定のトピックに偏った投稿や、特定の顧客層を無視したコンテンツに事前に気づくことができ、投稿作成前の調整が可能になります。
また投稿のタイミングや頻度を調整し、ターゲットとする顧客が最もアクティブな時間帯にコンテンツを届けることができます。
②炎上を事前に防ぐことができる
2つ目のメリットは、事前に投稿内容を複数人で管理することで炎上発生のリスクを抑えられることです。
コンテンツの投稿日やテーマを事前に計画し、SNSコンテンツカレンダーに入力することで、題材や日時が原因で発生する炎上を防げる可能性が高まります。加えて複数人で管理することによって、複数の目で投稿内容をチェックすることも可能になり、炎上の確率を下げることが期待できます。
③効率的な運営・協働
3つ目のメリットは、複数のSNS運用担当者が共同で管理する場合、SNSコンテンツカレンダーを使うことで効率的な情報収集が可能になるということです。また、連絡や共有漏れによる認識の齟齬や誤解も低減します。
チーム全体が過去投稿や予定されている投稿を把握しているため、同内容の投稿や特定のトピックに偏った投稿を未然に防ぐこともできます。
SNSコンテンツカレンダー作成時に気を付けるべき「投稿注意日」とは?
ここでは前述した投稿注意日について、詳しく解説していきます。
① 投稿日が原因となった炎上事例
あるエンターテイメント企業が公式SNSアカウントで「なんでもない日おめでとう」という投稿を行い炎上した事例がありました。原因は投稿日が8月9日の長崎に原爆が投下された日であったために投稿内容が不謹慎だと受け取られ、批判が殺到しました。
この手の炎上は、一定のコミュニティ内では重要とされる日時に、その事実や背景を知らずに投稿した内容が、文化や歴史の冒涜、不謹慎であると批判を受けるケースです。具体的には、下記のような例が挙げられます。
- 多くの犠牲者が発生した戦争や事件に関連する日時
- 多くの被害者が発生した自然災害に関連する日時
- 宗教・思想信条に関連する日時
デジタル空間の広がりによって、価値観の異なる者同士の交流機会は益々増えてきています。特に海外で活動を行う企業は現地での重要な日時も理解しておく必要があります。
②代表的な「SNS投稿注意日」
戦争や事件
- 3月20日 地下鉄サリン事件(日本)
- 8月6日 広島原爆の日(日本)
- 8月9日 長崎原爆の日(日本)
- 7月7日 盧溝橋事件(中国)
- 9月11日 アメリカ同時多発テロ事件(アメリカ)
自然災害
- 1月17日 阪神淡路大震災(日本)
- 3月11日 東日本大震災(日本)
- 12月26日 スマトラ島沖地震・インド洋巨大津波(インドネシア)
宗教・思想信条
- 4月1日 エイプリルフール
- 10月17日~20日 秋の例題祭
投稿注意日はここで紹介した日付以外にも存在します。
エルテスのお役立ち資料では他の投稿注意日もまとまっていますので、更に詳しく知りたいという方は以下のリンクからダウンロードください。
まとめ
企業の公式SNS担当者は、記念日や日付に紐づいた投稿を行うことも多いと思います。こうした投稿は話題性が高く、新たな顧客を獲得するチャンスになる場合があります。しかし、この記事で紹介したように日時が原因となって炎上する事例が多数発生しています。投稿注意日を避けて投稿を行うためには計画的なSNS運用が欠かせません。
SNSコンテンツカレンダーには炎上回避以外にも役立つ機能がいくつもあるため、日々のSNS運用に活用していきましょう。
▼公式SNSの炎上に関して更に詳しく知りたい方には以下の記事もおすすめです。
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